こんにちは、東大生起業家のジャックです。
あなたは中学生や高校生のとき、
学校で「お金の授業」ってありましたか?
おそらくなかったと思うんですね。
でも、実は海外では当たり前のように
お金の授業が行われています。
アメリカの小学校では、投資の授業があります。
あの有名な投資ゲーム「モノポリー」もアメリカで生まれたものです。
イギリスでも、公立学校で金融の授業がカリキュラムに含まれてます。
でも、日本ではお金の授業が全くない。
ゼロです。
そのため、日本人のお金の知識(フィナンシャルリテラシー)はかなり低いです。
例えば、日本人は
「お金は貯金してると損になる」
ってことを知らない人がほとんどです。
(だから貯金しちゃうんですけど。笑)
でも、これは事実です。
なぜなら、物価が上昇しているからですね。
世界平均で年率3-4%物価が上がっているので、
お金の価値は逆に年率3-4%どんどん下がっているわけです。
10年貯金すれば、34-48%損する計算です。
この事実を知らずに貯金している人は多い。
ではなぜ日本でお金の授業がないのか?
よく
「国がそう仕向けている」
などの陰謀論がありますが、
あれは全くのウソですからね。
国は投資の知識を増やすキャンペーンをたくさんやってるし、
iDeCoやNISAもその一環です。
ただ、成果が出ていないってだけの話。
今日は、そんな根拠のない話じゃなくて、
日本にお金の授業がない明確な3つの理由
を紹介していこうと思います。
結論からいうと、以下の3つです。
- バブルによる貯金の風習
- お金=悪という考え方
- 日本企業に投資の魅力がない
これからの時代、お金で損したくないなら
確実に知っておくべきことばかりです。
理由1.バブルによる貯金の風習
まず、確実に言えるのはバブルによる影響でしょうね。
「私はバブルなんて経験してない!」
っていう若者でも、
今の日本はしっかりとバブルの影響が残ってることを知っておくべきかなと。
実は、バブルの最中だけでなく、
バブル以降も日本の経済は普通ではなくなりました。
じゃあ、何が普通ではないのか?
- バブルの最中
- バブル以降
2つに分けて、
「何が普通じゃないのか?」
を説明します。
バブルの最中
まず、バブルの最中について。
バブルの最中は何をしてもお金が溜まりました。
なんせ、貯金の利息が最高で6%ですからね。
今なら、ちゃんと投資しても実現できるかわからない数字です。
それが、銀行の利息として確実にもらえるわけですから。
ドラえもんの秘密道具「バイバイン」みたいなもんですよ。
何もしなくても、お金がこのように増えていきます。
そりゃあ、みんな貯金するでしょうよ、と。
バブルを経験した人はまだまだ現役だし、
子供も彼らをみて育ってるんで、
まだ貯金をする風習が残ってるんです。
貯金すればいいや、となってるから
お金とか投資の知識を学ばないんです。
バブル後
「じゃあバブルが終わったらみんな投資するんじゃないの?」
って思うんですけど、
そうもいかないんですよ。
なぜかというと、
バブル後、日本の物価はほとんど横ばいになっているからです。
このグラフをみてください。
日本のヤバさに気づきますので。
ね?日本物価上がってないでしょ?
本来、物価は上がり続けるものです。
記事の冒頭でも言ったけど、
世界でいうと平均で年3-4%物価が上がってます。
モノの価格が上がるってことは、
お金の価値が下がるってこと。
普通は貯金をすると損になるんです。
でも、日本にずっと住んでると、
物価が上がるのが当たり前
ってことに気づかないんですよ。
ガリガリ君が60円から70円に値上がりして
大騒ぎになってるのって日本くらいじゃないですか?
だからこそ、日本に限って言えば、
「貯金=損」とはならないから、
バブル後もみんな貯金を続けるわけです。
でも、それもまた昔の話。
今では、日本でも「貯金=損」です。
なぜなら、今は海外の会社が日本に入ってるし、
簡単に海外に投資できるからです。
たとえば、アメリカのインデックス「S&P500」は有名だと思いますが
(知らない人は完全にお金の知識不足です。)
ここ30年間で年率平均9.9%の上昇をしてます。
30年前に100万円をS&P500に投資すれば、
今では1700万円にもなってるんですよ。
逆にいえば、S&P500を知らずに貯金してる人は、
相対的に年率で9.9%の損をしていることになります。
あ、正確に言えば9.9-0.001=9.899%でした。
(ちゃんと銀行の利息も引かないとね。笑)
つまり、何も考えずにそのまま貯金するっていうのは、
今の時代完全に損です。
お金の知識がある人と比べて、
人生で見ると何千万円と損します。
それでも、バブルやバブル後の風習が残っているせいで、
日本人にお金の知識がないっていうのが現状なんです。
理由2.お金=悪という考え方
こっちはバブル以前、
なんなら江戸時代くらいからある
日本人の性質の問題です。
清貧
って言葉もあるように、
日本人って貧しいのを美徳にする文化があります。
(冷静に意味わかんないですよね。)
江戸時代、そっちの方が幕府が統治しやすかった名残です。
そして、日本人はお金に対してネガティブなイメージを持ってます。
お金=汚いとか、
お金儲け=悪とかね。
「子供の前でお金の話はダメ!」
って文化もありました。
今では表面上はそんなものは残ってないですが、
まだ日本人の心の奥底に残ってるんですよね。
お金を儲けてる起業家をみると、怪しい気がするとかね。
いやいや逆でしょ、と。
お金を儲けてるってことは
その分社会に貢献してるってことですからね。
とまぁ、こんな「清貧」の思想があるから、
「お金の授業なんてけしからん!」
ってなってるのだと思います。
理由3.日本企業に投資の魅力がない
今までは風習とかの話でしたが、
最後は現実的な理由です。
ぶっちゃけた話、
日本企業って投資の魅力がないんですよね。
これは日経平均225を見ればわかります。
日経平均225の平均利回りはここ10年で1.6%です。
(もっと長くみれば1%以下になります。)
対して、アメリカのS&P500は先ほども行ったように30年間で9.9%です。
10年間だと7.0%。
10年間の利回り
日経平均225 | 1.6% |
S&P500 | 7.0% |
投資しても、あまりお金が増えない。
そりゃ、日本人も投資意欲失せるわ、と。笑
お金の授業がなくても仕方ないわ、
って納得できちゃうレベルです。
でも、今はだいぶ状況が変わりました。
なぜなら、
個人でも簡単に海外に投資できるようになった
からです。
日本のSBI証券などに登録すると、
日本株だけではなく海外の株式にも投資することもできます。
僕自身いま投資をしてますが、
日本株はほとんど買っていなくて、
ほとんどがアメリカへの投資です。
(さきほど出てきたS&P500のインデックス投資など。
詳しくは「S&P500 インデックス投資」で調べてみてください。)
海外への投資が簡単にスマホでできちゃう時代だから、
日本の企業の投資価値が低い、
なんて言い訳ができなくなりました。
- 投資の勉強をしてお金を着実に増やしてる人
- 何も考えずに貯金している人
この両者の差がこれからどんどん広がっていくでしょうね。
そろそろ日本でもお金の授業が始まる。でも…
今日は、
「日本にお金の授業がない3つの理由」
ということで話してきました。
とはいっても、2022年にやっと日本にも導入されるみたいですね。
お金の授業が。
「資産形成」の授業を高校でやるみたいです。
でも、なぜか教科は家庭科。
…裁縫とか教えてる家庭科の先生が投資教えれるのか?
僕は疑問ですね。
日本はそもそも大人もお金の知識が少ないので、
高校でお金の授業をするにしても教える側が足りない気が。
学生の前に、まずは大人にお金の授業をしなきゃですね。
僕がこうしてビジネスについて発信しているのも、
ちゃんとお金に対する知識を持って、
個人の力で生きていける人を増やしたい
と思ったからです。
今日話したように、
日本人のお金の知識はあまりにも少ない。
お金儲けに関してもそうです。
特になにも調べずに、
「起業ってリスクあるんでしょ?」
って最初から諦めてる人はが9割以上です。
でも、そんなのもったいなさすぎる。
知識さえあれば今よりももっと活躍できる人も多いだろうし、
冗談抜きで、日本人全員がお金の知識を持って
個人の力で生きていける国にしたいと思っています。
そのために、僕は「起業に勇気がいらない」という書籍まで出しました。
お金儲けに関する真実と、
起業する具体的なステップを書いてるので、
ぜひ読んでみてください。
もともとは1400円で販売してましたが、
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ということで、以上「お金の授業」についてでした。
お金やビジネスについてもっと知りたい人は、
公式LINEになかで流れるコラムや、
このブログの記事を読んでみるだけでも
だいぶ勉強になると思います。
ぜひどちらも読んでみてください。
それでは!
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