焼肉ライクにいって、やっぱりビジネスに斬新なアイデアなんて必要ないなと思った話。

こんにちは、ジャックです。

 

先日、焼肉ライクにいってきまして。

 

知ってる人は知ってると思いますが、
一人用焼肉のお店です。

 

2018年の夏に一号店がオープンし、
この記事を書いてる2021年春時点ではすでに全国54店舗。

 

開業5年で国内300店舗は行くだろうといわれているほどです。

 

 

で、僕は現在あたらしい事業でフランチャイズを探してて、
ちょうど候補に「焼肉ライク」があったので、
リサーチがてらに行ってきました。

 

 

 

で、結論からいうとこれがものすごくよかった。

 

まず、入ってから普通の焼肉屋さんと全く違うんですよ。

なんというか、小綺麗。笑

 

焼肉やさんって高級店をのぞけば
だいたいごちゃっとしてて、
壁なんかに手書きのメニューがペタペタ貼られてるイメージだけど、

まったくそんなことなく、シンプルな店内。

 

 

 

でも、これはまだまだ序の口で、
席についてからが本番。

 

僕は思わず案内された席につくなり

「おおぉぉ…」

と声を漏らしてしまい、
店員さんに聞かれてちょっと恥ずかしい思いをしました。

 

 

なんでかっていうと、

全部セルフ

 

机には引き出しがあって、
あけるとなかにはおしぼりと箸が。

 

 

そして、たれやドレッシングはまだしも、
水までセルフ。

 

 

 

おお、、やるなぁ。

思ってた焼肉と全然違うぞ..!??

 

 

ちなみに、注文もタッチパネルでセルフです。

値段は定食でだいたい1000円程度。

 

タッチパネルの方がゆっくり選べるし、いいよね。

 

普通の店だと、
まだ決まってないのに店員がツカツカきて、

「ご注文はお決まりでしょうか?」

って聞いてくるもんね。

 

 

いや、決まってないっての。

でも、なんか申し訳ない気がして、
その場で適当に頼んでしまいがち。

そしてあとから「これにすればよかった..」って後悔しがち。

 

タッチパネルはこれがないから僕はなかなか好き。

 

 

 

と、ちょっと話がそれたけど、
僕はみすじとカルビの定食を頼みました。

(一人焼肉なのにみすじあるの地味にすごい。)

 

 

うーん、普通にうまそう。

 

目の前の焼くとこ(正式名称なに?)に火をつけ、
肉を焼いてみる。

 

そこで僕は少し違和感を感じました。

 

 

そうだ、あれだ。

焼肉特有の煙がまったくない。

 

店内はまったく煙でにおってない。

 

でも、肉の下では火が普通にゴオっと立ち上っている。

 

 

よくみると、焼くとこ(まじで正式名称わからん)
の側面が煙を吸っているではないですか。

 

↓赤で囲ったとこ

 

 

焼肉屋の唯一の欠点である
「煙が服に着く」
が見事解消されていたんです。

 

これは、革命だ。

 

3分の制限時間から解放されたウルトラマン。
海に落ちてもおぼれないルフィ。
頭がよく戦略も練れる飛信隊の信。

 

漫画で言えば、無煙の焼肉はそんなとこだろう。

 

 

無煙で焼いた焼肉をタレにつけて食べてみました。

 

もぐもぐ。

うん、普通にうまい。

味も値段の割には悪くない。

 

これは、また行きたくなります。

 

焼肉ライクをビジネス的にみると?

 

というわけで焼肉ライクにいって、
「これは流行るなぁ」
と確信しました。

 

てか、もう流行ってるか。

 

 

では、ここからが本題です。

 

焼肉ライクをビジネス的に
「なぜ流行ったのか?」
を分析してみます。

(かなり面白いので本当にきいてほしい。)

 

 

この焼肉ライク、システムを開発したのは
実は牛角創業者の西山知義さんらしいです。

 

 

「こんなに斬新な焼肉を思いつくなんてすごい!」

と思うかもしれないが、
僕はそうは思わないです。

 

なぜなら、焼肉ライクも
ビジネスの基本である

既存品のかけあわせ

にすぎないからです。

 

 

掛け合わせる要素は、たくさん存在します。

 

  • 商品自体
  • 提供スタイル
  • 価格対
  • ターゲット客層
  • 立地(orオンライン)

 

つまり、

とあるビジネス=商品自体×提供スタイル×価格×ターゲット客層×立地…

と表すことができます。

 

 

わからない人はスルーでいいけど、
数学がわかる人に向けにいうと
素因数分解のイメージですわな。

 

 

素因数分解すれば、そのビジネスの要素を取り出せるってかんじ。

 

 

実際にはたくさんの素因数にバラせるわけだが、
今回は簡単のために、

ビジネス=商品自体×提供スタイル

ってことで話していこうと思います。

 

 

じゃあ、焼肉ライクの場合、

焼肉ライク=〇〇(商品自体)×〇〇(提供スタイル)

には何が入るか?

 

商品は、疑いようもなく焼肉。

 

 

では、提供スタイルは?

 

通常の焼肉屋なら、

  • 大人数
  • テーブル席
  • 酒と一緒に出す
  • 大きい皿で出す
  • 冷麺やビビンバと一緒に出す

こんなとこでしょう。

 

 

でも、焼肉ライクは違います。

別の業界の提供スタイルを持ってきています。

 

 

僕は、これを

牛丼屋

だとふんでいます。

 

 

よくよくみると、
さっき紹介した提供方法は
牛丼屋にめちゃくちゃ似ています。

 

まず、このカウンター席。

 

もろ牛丼屋のそれです。

吉野家とかすき家、松屋とか。(画像は松屋。)

 

 

そして、セルフ形式のティッシュ(おしぼり)と箸。

 

これも、牛丼屋のスタイルです。

(これはすき家。)

 

 

最後に、席に並べられたソース類。

 

これも牛丼屋のドレッシングを彷彿とさせます。

(これはすき家。今更だけどどこの牛丼や毎回言わなくていいねこれ。)

 

 

開発者の西山さん、明らかに牛丼屋を意識しましたよねこれ。

 

僕はそんなことを思いながら焼肉を食べてました。

 

 

でも、唯一牛丼屋と違うなと感じたのが、水。

この写真の下に水を出すところがあって、
牛丼屋と違って、セルフ形式。

 

 

じゃあ、これは独自?

って思うかもしれないが、実は違います。

 

 

 

この水の形式もあなたには見覚えがあるはずです。

 

 

そう、回転寿司です。

(これはくら寿司。)

 

これと、まったく同じ。

 

まぁ、西山さんが

「ドレッシングとか箸はセルフなのに、
なんで水がセルフじゃないんよ牛丼屋!!」

と思ったのでしょう。

 

 

 

で、これが最後ですが、

数ある変更点の中でも、
従来の焼肉屋さんと変えて一番よかった
と僕が思うのは、

酒との分離。

 

 

焼肉って、ビールとかハイボールと
一緒に飲むって文化なんなんでしょうね。

 

ほとんどの焼肉屋さんには居酒屋という側面もあります。

 

焼肉屋って、絶対に酒を全面に出してくるし、
焼肉屋の客って、なんか9割以上酒飲んでますよね。

 

 

たしかに、

  • 焼肉屋は肉だけだと利益率低いとか、
  • 脂っこいものには酒が合う

っていう理由もあるんだろうけど、

 

俺は単純に焼肉だけ食べたいんだよ!!

 

って思ってた人も多いと思います。

(ジャックもその一人。)

 

 

だから、完全に「飯」として焼肉が食べれるようになったのが、
焼肉ライクが流行った一番の原因だと僕は思います。

 

その分格安になるし。

 

 

で、なにがいいたいかというと、

「ビジネスには独自のアイデアが必要だ」

と言うのは完全なる間違いです。

 

ビジネスにはアイデアなんか必要ない。

 

 

どんなにすごいものに見えるビジネスでも、
よくよくみていれば既存品のかけあわせです。

 

僕は現在3つの事業を同時に回しているが、
どれも僕がゼロからあっと閃いたものはありません。

 

全部、ビジネスの先輩のやっていることに
ちょっとアレンジをくわえただけです。

 

複数の先輩がやってることのかけあわせにすぎない。

 

 

だから、ビジネスをしてみたいけど踏み出せない人って、

「私、起業のアイデアないしなぁ」

っていうけど、
これは完全に勘違いです。

 

既存のものをかけ合わせたりとか、
既存のものをちょっとずらすだけでいいんです。

 

なんなら、既存のまるパクリでも全然成功します。

 

 

ビジネスは、意外とまねっこゲームなんだなー、と。

 

そんなことを思った焼肉ライクでした。

 

またいきます。

 

おまけトーク

記事の中で
「焼肉と酒を分離したのが勝因」
っていったんですけど、

これ別に焼肉の話だけでもないんですよねぇ。

 

居酒屋全体がそうです。

 

 

あなたは、居酒屋がやってるランチにいったことありますか?

 

実は、居酒屋のランチって、
うまいし、安いし、最高なんです。

 

だって、居酒屋ででてくるつまみとかって、
結構美味しいじゃないですか。

いつも酒と一緒に食べてるけど、
あれどう考えても単体でもおいしいよね。

 

だから、居酒屋が出すランチもおいしくないわけがない。

 

 

さらに、居酒屋は夜にお酒で高い利益出せるので、
ランチはかなり安いことが多いです。

700円とかで、ボリュームあったりします。

 

 

僕のおすすめは、花の舞のランチですね。

700円で、日替わりで飽きないし
コーヒーなんかもついてきますよ。

 

おまけトーク2

すみません、これだけはどうしても言いたいので、言っておきます。

 

焼肉ライクの看板をよくご覧ください。

 

TASTY! QUICK! VALUE!

 

他の2つは形容詞なのに
なんでVALUEだけ名詞やねん。

VALUABLEだろうが。

 

以上です。

 

 


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