こんにちは、ジャックです。
日本人ってとにかく安いものが好きです。
20円の違いのために
50円のガソリン代をかけて
遠いスーパーにいく主婦があとを絶えない。
僕は世界20カ国以上は回ったんですが、
実はこの
「できるだけ安いものを」
って思考は日本人くらいだったりします。
で、ここからが本題。
これ、9割以上の日本人が気づいていないんですが、
安いにも2種類ある
んですよ。
で、安い理由に
気づいてないと人生ずっと損し続けます。
これ断言できます。
特に、いままでビジネスをやったことがなく、
商品を売る側に立ったことのない人は
損をする傾向にあるのかな、と。
日本に住んでる限り大事なことなので、
これからも日本に住むならば
必ず知っておくことをおすすめします。
2種類の「安い」ってなに?
じゃあ、具体的に2種類の安いってなんだよ、と。
結論からいいます。
こちらです。
- 企業努力による「安い」
- 品質の低下、オプションによる「安い」
この2種類です。
で、今回の結論としては、
「1.企業努力による安い」を買って、
「2.品質の低下、オプションによる安い」を避ける
というお話です。
しかし、やっかいなのが、
この2種類はパッと見だと判別できないということです。
なので、ここから2種類の例とか、見分け方などを紹介していきます。
割と、身近にあふれてます。
1番の例
まずは、
企業努力による「安い」。
前提としていっておくと、
海外ではこの1番はあまりありません。
外国だと基本
安い=悪い
ですからね。
安くていいものを、
というのは日本人の国民性です。
(これは戦時中に生まれたものですが、
経緯は長くなるので割愛。)
その証拠として、日本はファッションブランドは
ハイブランドのものがほとんどなく、
クオリティが高くても低・中価格帯のブランドがほとんどです。
じゃあ、どんな企業が
「企業努力による安い」なのか?
具体的に例を挙げると、
- ダイソー
- ユニクロ
- ニトリ
- マック
- 牛丼(すき家・吉野家など)
- いきなりステーキ
このあたりです。
品質が高くて、値段が安い企業ってけっこうたくさんあります。
そして飲食系が多いですね。
もし、他にもあったらページ下のコメントで教えてください。
こんなに安いのにクオリティ高いなんて
海外だとありえないです。
(ちなみに、海外のマックは日本より高いです。
たとえ物価が日本より低くても。)
じゃあ、これらがなんで安いのか?
というと企業努力なんですね。
マジで、国民性出てる。
具体的には、
- 大量生産
- 人件費削減(海外で作ったり)
- 機械による自動化
- 需要予測
- 中抜き
などによって経費を極限まで下げることによって達成してます。
ユニクロなんかは、一番顕著なんですよね。
ユニクロの服は僕も愛用していて、
ほぼ毎日全身ユニクロなんですが、
最近のユニクロって、
「ユニクロ感」
が全くないです。
3000円のTシャツでも、
素材だけみたら他のブランドの
10000円のシャツと変わらないんですよ。
いい素材を安く提供している。
これがなんで達成できるかっていうと、
まずは大量生産です。
ユニクロはトレンドを追うことはほとんどなくて、
定番商品を売り続けてます。
ヒートテックなんかが一番有名。
ヒートテックって、
累計10億枚以上売れてますからね?
日本国民が全員買ったとしても、
一人10枚持ってる計算。
これ、冷静にヤバい数字です。
で、大量生産をすると、
それだけ一着あたりの経費が削減できます。
(専門用語で、規模の経済といいます。)
材料費は同じですが、
売れる数が多ければ多いほど、
一着あたりにかかる固定費(設備や家賃、人件費など)が少なくなるからです。
ほかのファストファッション(H&MやZARAなど)
が一生懸命トレンドを追いかけて、
新しい商品をどんどん出していく中、
ユニクロはずっと「これだ!」という定番商品を
大量生産して価格を落としているってことです。
ほかにも、ユニクロはデータで在庫を徹底管理してます。
ユニクロの店頭の売れ行きとか
在庫状況は全てデータ化されていて、
しかも、工場とか本部の状況もいつでも見ることができる。
これによって、常に商品が行き届く状態になります。
つまり、お客さんが
「買いたいけど在庫ない!」
となる機会損失を減らしてるんです。
こうして価格をおさえることが可能になっています。
ユニクロの安さは、完全に企業努力によるものですね。
(だから僕も使ってます。)
2番の例
次に、
品質の低下、オプションによる「安い」。
つまり、「訳あり」ってことです。
そして、訳ありの中でも、
- そもそも品質悪い
- 結局オプションを買わないといけない
の2パターンがありす。
1.そもそも品質が悪い
まずは、「1.そもそも品質が悪い」。
これはわかりやすい。
通販で売られてる電子製品によくあります。
Amazonで安いイヤホンを買ったけど
すぐに壊れてしまった、
なんて経験した人は誰にもあると思います。
こっちは、割とわかりやすい。
2.結局オプションを買わないといけない
で、問題は、
「結局オプションを買わないといけない」
って方です。
これが、要注意。
一番よくみるのは、
SNSの広告なんかでやってる美容系のキャンペーンですね。
「今なら3ヶ月分のサプリが100円!」
みたいな。
でも、これあなたもご存知かもしれませんが、
本当に3ヶ月分のサプリが100円で買えることはありません。
そもそも赤字になるし。
だいたいは、
「定期便を1年契約してくれた方に限ります。」
なんて後から言われて、
年間契約をさせてこようとします。
そして、
「途中解約の場合は、値引き分の支払いをお願いします。」
という用意周到ぶり。
だいたい、法外に安い美容系の商品は
ウラがあるとみて間違いないです。
あと、LCCでも
「結局オプションを買わないといけない」
ことが割と起こりますね。
LCCっていうのは格安航空会社で、
JALとかANAの半分くらいの値段で飛行機に乗れます。
で、LCCがオプションで利益をとってる
パターンが割とあります。
具体的な名前は出せませんが、
オレンジっぽい色のLCCは
1.そもそも品質悪い
2.結局オプションを買わないといけない
のコンボだったりします。
スペースが狭かったり、
座り心地悪かったり、
空港の一番はじっこにあったり、
飲み物なかったり。
まぁでも、これはLCCなので仕方ない部分ではありますが、
一番気をつけないといけないのがオプションですね。
特に、「手荷物の重量」。
LCCの手荷物の重量制限は、普通は10kgです。
しかも、空港で重量を測られないことがほとんどです。
測られたとしても、そもそも10kg以内ならだいたいは収められます。
でも、なかには、
重量制限を7kgにして、
絶対にきっちり測ってくるLCCもあります。
やってみればわかりますが、
7kgにおさめるなんてほとんど無理です。
一泊の旅行でも無理です。
特に女性の方はミッションインポッシブルですね。
しかも、やっかいなのが、
測るのがチェックインカウンターではなく、
搭乗口です。
つまり、重量オーバーしていると、
強制的に払わないといけない状況になります。
(もう預けられないので。)
僕はよく飛行機にのるのですが、
この重量オーバーの罰金を取られてる人を大量にみてきました。
(しかも、事前申告よりだいぶ高額みたいです。)
ベース料金をうんと低くして、
こういうところで利益を上げてるんですね。
もちろん、ホームページをよくみると
書いてあったりするので、
悪質とはいえません。
でも、利用者としては
「安いから使ったのに、結局なんなら高くなった!」
と不満が出るわけです。
こういうオプションで利益をとる前提の商品には、
気をつけたほうがいいですね。
・・というわけで、今回は
「安い」について書きました。
特に日本では「安い」を見分けるのがかなり難しいです。
お金なんて気にならない大富豪以外は、
これから賢く生きていくために
きちんと見極める能力をつけた方がいいですね。
それか、割り切って
そこそこ以上の価格のものを買うのがオススメです。
結局そのほうが得することが多いです。
というわけで、今日はこのへんで。
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